私のとなり、俺のとなり。
「何言ってんだよ」

俺は舞にビンタしようとするところを見てとっさに物陰から出た。


こいつら前遊んだ女だよな。もう名前も覚えていない。

「何してんだって聞いてんだよ!」




久しぶりに怒鳴った。


たとえ女だからといって自分が特別だと言うのは気持ち悪くて虫酸が走る。


俺は特別な女なんて要らねぇ。




だけど、舞はなんか違う……




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