私のとなり、俺のとなり。

素直な気持ち

タバコを消してから少し黙った矢田くん。

春の暖かい風だけが今、二人の間を通り抜ける。

「矢田くん……?」


「俺と付き合って」


矢田くんは少し切なそうな顔をして笑った。



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