クール女子と大泥棒が恋すると、




「あ、俺今日も仕事だから20分位店で待っててもらってもいい?」


「分かった。20分なら仕事場の外で待っててあげる。」


「でも今日は本番、

泥棒に入る日だぞ?」


「別にいい。私達が巻き込まれることはないんでしょ?」


「お前は……」


少しあきれ顔をする千歳。


「じゃあ、陽とビルの外で『さあ、今日は皆さんご存知、平成の大泥棒ミルを特集しまーす!』


千歳の声を遮ったのはテレビのタレントのお姉さん。




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