クール女子と大泥棒が恋すると、




「腹減った。伊緒、早く外食。」


陽がせかす。


「そうだね。千歳は平気?」


「う~ん……今日は拳銃おいてこ。」


「いいの?」


「外食だと目立つからな。」


鞘を帯び、ニット帽をかぶった。



「行こう」



ああ……。

なんだろう、この感じ。



優しく笑った千歳に思わず見いってしまった。





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