クール女子と大泥棒が恋すると、




「今日の仕事場はここ。」


千歳に連れられて着いたのは路地裏にあるいかにも怪しいビル。


「20分で戻るか「あんたがミル?」


ドキッとして声の方を見ると、

立っていたのは一人の女の人。



「お前誰?」


「嘘、知らないの?」


千歳は不審そうに彼女を見つめる。



「私、『5番』よ。

ボスにあんたと盗みやるように言われて来たの。」



5番?





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