クール女子と大泥棒が恋すると、
「えっと……」
戸惑う私に気付き、千歳は私に説明した。
「こいつね。
俺が所属してる組織のトップ5の5番目。」
「組織!!」
すごい。
本当にあったんだ。悪の組織。
「ちなみに俺4番。
5番の専門は殺し。」
殺し……。
こんな人が知り合いなんて……
「ちょっと、さっきからあんた何この女にペラペラ話してるわけ?」
「別にいいだろ。」
「いいわけないでしょ?
あんたさっきからヘラヘラして……
ホントにあの大泥棒ミル?」
「とっとと行くぞ。
この後飯食べるんだ。」
そう言って千歳は仮面をつけた。