クール女子と大泥棒が恋すると、
ビルの非常階段を足音を忍ばせて登る。
「ふぁ~、今日はむしあちーな…」
ミルは仮面を外した。
「何仮面はずしてんのよ!」
「下見して分かった。
ここは警備員なんていない。
スゲー手薄だから絶対ヘーキ。
それにあんたも仮面してない。」
「だって……私は……」
出会ったら殺すから。
「………………。」
「このドアから入って、赤外線抜けたら金庫。」
ミルは1つのドアを指差した。