クール女子と大泥棒が恋すると、




「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」



陽の呪いの呪文。



「よ、陽~!俺はこんなにお前を想ってるのに!」


「陽、『死ね』はダメでしょ?」


「ごめんなさい。」



陽は素直。




「俺がお前の本当の兄さんになれば好きになってくれるかな……。」



「くたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれくたばれ」



「そうだね。くたばれ千歳。」



「これは精神的にクルな。」



くだらない会話をして私たちは家を出た。





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