クール女子と大泥棒が恋すると、

新見








「おはよー」


結局千歳はうちに住んでいる。


つまりわざわざ大金をだしてぶんどった家は物置小屋兼緊急避難場所

ってやつ。


友達とか親が帰ってきた時はあっちに行く。



「俺が遠くに行かなくて嬉しいんだろ?」


「ハ?」


なんでこいつはいつも私を見透かす?



「別に。」


そっぽを向いて朝ごはんを作る手を早める。





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