クール女子と大泥棒が恋すると、




「気持ち悪いです。」


「憎まれ口ばっか叩いてないで、

たまには俺んち来て元気な顔見せろよ。」


「新見さんの家でなくてもアジトでちょくちょく会えます。」


「そういうんじゃないだろ?」



新見さんの言葉に千歳は何も返せないようで、


「行くぞ」


と言って保育園へ歩き出した。



私も新見さんに軽く会釈をして千歳の後を追った。






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