クール女子と大泥棒が恋すると、




家に着いたのは17:00ごろ。


陽は千歳とじゃれていた。


私は、と言うと……





もちろん財布の中身を確認するに決まっている。



1、2、3、4000円……



なんだ、全部入ってるじゃん。


小銭も確かめるか……。


どこまでもがめつい私。





あれ、何この紙……



小銭入れの方には小さく折り畳まれた紙が入っていた。


紙には


『090-****-***

新見』


と書かれていた。





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