クール女子と大泥棒が恋すると、
『紗夜さん』





二人が眠った1:00ごろ。


自分の部屋で新見さんの番号を携帯に打ち込んでいく。


プルルルルルルル……



いつもなら聞こえないであろうその発信音にさえ、ビクビクする。




『プツッ……

もしもし?』



出た……!



「新見さん、私、昼間の瀬川です。」


『伊緒ちゃんか。
電話かけてくれてありがとう。』



二人を起こさないように静かに話した。





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