クール女子と大泥棒が恋すると、




SHRが終わった後、

結局授業を受ける気にはなれず、


屋上でサボることにした。



今は5月。


まだまだ肌寒い。




もうあの家を出ていこう。



この学校をやめて転校したって構わない。



金ならいくらでもあるんだから……




「よお」



声に反応して顔を上げると、

屋上のフェンスに新見さんが寄りかかっていた。





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