クール女子と大泥棒が恋すると、
昔話
「おかぁさーん!!」
「どうしたの?千歳。」
「畑に芽が出たんだ!ニンジンの!」
「すごーい!千歳頑張ってお水あげたもんね。」
俺が4歳の時、父親は俺と母さんに借金を残して消えた。
母さんと二人で小さな家で一生懸命働いた。
幼稚園にも、小学校にもろくに行かなかった。
でも、俺は母さんが大好きで、
母さんも俺をたった一人の家族として大切にしてくれた。
大変だったけど、楽しかった。
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