クール女子と大泥棒が恋すると、
「俺あんまり銃の扱いとか得意じゃないんだけどな……。」
そんなことを言いつつ、高得点を軽く取る。
「ちょっとぉ!私にもやらせてよ、新見!」
5番もでしゃばってくる。
新見さんのエアガンを取り、一番小さくて重い得点の缶を狙う。
パコンッッ
百発百中。
「んじゃあ……このps〇もらうわ。」
まさかの最高得点にクラス中がドン引き。
大赤字決定。
「なぁ伊緒ちゃん!千歳との写真撮ってくれよ!」
新見さんは俺の隣に並び、アイドルのようにいろいろなポーズを決めていく。
かくいう俺は棒立ち。
そんな俺らを「そのポーズ超いいです。」
なんて言いながら、パシャリパシャリと何枚も撮っていく伊緒。
***
うちのクラスは学年順位は2位とまあまあよかったけど、
5番のせいで微妙な終わりを迎えたのだった。