クール女子と大泥棒が恋すると、




そんなのダメだ……。


理由?



あいつが




俺の息子だからだ。





数日かけて、千歳の新しく借りたアパートの住所を調べあげた。



どうやらボスがアパートを借りるのを手助けしたようだった。



小さなアパート。



三舟屋という団子屋で団子を買って、

そのアパートの扉を叩いた。




「ハイ……」



「宅急便です。」



声色を変えて言っただけで、簡単に扉は開いた。




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