クール女子と大泥棒が恋すると、






"今度は、俺も一緒に死んであげる"





アパートの階段を降り、

千歳の植えた薔薇の横を過ぎる。



フワッと甘い香りがした。














"悲しい性だよ。"




















ただ、投げ出せないだけのくせに。






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