クール女子と大泥棒が恋すると、




「できない。」


「じゃあ、可愛いかっこしてよ。」



ただいまTシャツジーパン。



「私は外見ばかり気にする人やだ。」



「そういうんじゃなくてさ!」



千歳は後ろから私を抱きしめた。



「雰囲気が出ないじゃん?」



うぅ……。うまく料理できないし……。



「なんの雰囲気だし……。」



「知りたい?」





うぅ……。



無理です。





「わ、分かった!可愛い服着るから!

離れてっ」



「やりー」



千歳はにんまりして、テーブルにお皿とかを並べ始めた。




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