クール女子と大泥棒が恋すると、
「どうでしょう。」
「んー……。微妙。」
むか。
なんだよ、せっかく引っ張り出したのに!
「もういい。さっきのTシャツジーパンに着替え直す。」
「嘘だよ!嘘っ
セーターは年季を感じるけど、そのスカートは可愛いんじゃない?」
なんなんだ……。こいつは……
「こっちおいで。」
畳の上であぐらをかいてテレビを見ていた千歳。
優しい笑顔を向けられて、
鼻血が出たかと思った……。
まぁ、
惚れた方の負け、って言いますもんね……。
私は千歳のあぐらの上に座った。