クール女子と大泥棒が恋すると、
千歳は脚を組み直し、
体育座りの脚の間に私を挟む形になった。
「フハハ……そのスカート短すぎっ……」
「えっっ」
そんなに!?
「さっきパンツ見えてた。」
「なっっ!!」
私は慌てて千歳の側を離れようとするが、
脚でがっちり捕獲されている。
「だいじょぶ、
一応今は見えてないから。」
「そういう問題じゃないし!
これじゃあ立ち上がれない!」
「別に立ち上がらなくていいと思うけどね。」
「それは無理。」
「お前なぁ、こういうムードのときそういうこと言うなよな~……」
ムードとかわかんないし!
千歳は私を後ろから抱きしめた。