クール女子と大泥棒が恋すると、
番外編


番外編


伊緒side





とある平日。

学校でのこと。




それは風の噂で聞いたこと。




「ねぇねぇ、伊緒!

千歳くんって伊緒の他に好きな子がいるらしいよ!!」


私がそれを聞いたのは美月から。




彼女の私に気兼ねもなくそんな噂を話す美月も美月。



「そうなんだ。」



「えっ、もっと動揺しなよ!」



「別に。」




動揺って言われても……。


出来ないんだから仕方ない。




< 316 / 323 >

この作品をシェア

pagetop