クール女子と大泥棒が恋すると、




「もお、バカ。ウザい……。」


「別にうざくてもいいし。

お前が俺のこと好きなら。」




そんなの当たり前だし……。




千歳の胸に額を当てた。



「黒髪に染めてほしい?」



千歳は私の髪の毛を触る。



「いーや。今はどっちかってーと、フワフワ茶髪の方が好き。」



「良かった。」




久しぶりに笑顔がこぼれた。

密着してたから千歳は気づかなかったみたいだけど。




「そろそろ戻るぞ。続きは家でやってやるから。」



「い、いらないし!」



「ハイ。ハイ。」



私たちは手を繋いで、教室に戻っていった。





番外編fin
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