クール女子と大泥棒が恋すると、





千歳side




紗夜が一輪だけ買ったバラの花は、玄関に飾った。



それに、外の世界を見たい、と言って紗夜はよく出掛けていた。



近くの空き地や公園に行っては、花を見たり風を感じたりして、はしゃぐ。



まるで子供のように毎日外を駆け回っていた。




そんなある日。







< 44 / 323 >

この作品をシェア

pagetop