クール女子と大泥棒が恋すると、
「フッ、ハハハハハハ…………!!」
「ザマァミロ、みやのちとせぇぇ!!
パパのお金を盗んだ仇だ!!ハハハ……!」
こいつは白鳥の息子か……。
白鳥の息子はすぐに警備員に取り押さえられた。
今拳銃は持っていないけれど、小刀は持っている。
警備員を振り払えば、あの男を殺「ゲホッ、カハッ…………」
「……紗夜!!!」
我に返り、紗夜の体を少し起こす。
「……ち……と…………」
良かった……。
まだ大丈夫だ……。
「もういい!しゃべるな。黙ってろ。」
「……私の…………いの……り…………」
俺の言うことを無視して、紗夜は話し始めた。