クール女子と大泥棒が恋すると、
帰り道、一つのボロいアパートにおばさんたちの野次馬ができていた。
なにこれ……。邪魔……。
警察も来ているようで、通学路にした道は人によりせき止められていた。
仕方なく回り道に、建物と建物の間の路地を通ることにした。
殺人事件でもあったのか……?
やだやだ……。
その時、真上から降り注いでいた日光が一瞬遮られた。
何……?鳥……?
上を見上げると、なんと上から落ちてきていたのは人間だった。