君恋日記
それで佐田くんに付いて行きながら
保健室までに行く途中何か記憶が薄くなって…
目を覚ましたらヒンヤリと冷やされた涼しい部屋であたしは寝ていた。
「あら?目が覚めたのね?大丈夫?
かなり熱があったわよ?」
「朝から何かふわふわしてました。」
「そういう時は無理せず休んでイイんだからね?」
保健室の先生はあたしを見て
「あの子はあなたの彼氏?」
「へっ?」
「あら。違うの?とってもかっこよかったわよ?
熱でココに来る途中倒れたとかであなたをお姫様抱っこをして来たの。
何だか先生一瞬見とれちゃったわ♡」
20代前半の若い保健室の先生。
多分…お姫様抱っこしてくれたのって…
「名前何だったかしら…あなたと同じクラスの佐田…くん?」
「はい。」
「彼長いことあなたに付き添ってたわよ?
彼氏でもないのにほんとに紳士ね!
先生惚れちゃったな!」