君恋日記




午後、あたしは佐田くんとたつきくんがグラウンドで部活動に励む姿を見てあたしも何かに夢中になりたい。

そう思った。


進路だって最低でもこの夏には決めなくちゃいけない。

重い現実だった。


こっちに気づいたたつきくんがフェンス脇にいるあたしに思いっきり手を上げ大きく振ってくれた。


それに気づいた佐田くんも汗を拭いながらにこっと手を振ってくれた。




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