君恋日記
第4章 決意
夏休みも明けあたしたちはまた平穏な毎日を過ごしながらもうすぐ行われる学校行事最大の学園祭の準備も進めていた。
あたしが決めた決意。
『一緒に模擬店を回りたい』
このあたしの小さなだけど大きな夢を佐田くんに学園祭までには伝えたいと決意した。
だけど…
「ねぇ、最近あのプールで会ってから毎日来てない?あのサッカー部マネちゃん。」
たまきちゃんはあごでドアの方をクイックイッとさせながら佐田くんに会いに来ている1年生の小柳さんを目にした。
あたしが気になったのはまさにそのこと。