君恋日記




佐田くんが校門に向かってきていることが分かったらとっさに影に隠れてしまったあたし。


でも…言うって決めたから。


「佐田センパイ!お疲れさまです!」

その時聞こえたマネージャーの小柳さんの声。

「おぅ!お疲れ!」

「センパイ明日誰かと回る約束されてますか?」

「いや?してないけど、いつもの7人で回ると思うけど何で?」

「いや…わたし…センパイと一緒に回りたいです…あの!少しだけで良いんです!
20分ううん!10分でも良いんです…」

「えっと…何で俺?」


案外佐田くんは鈍いんだなって隠れてしまったあたしは2人の会話を聞いて感じた。


「えっ!それ聞いちゃいますか!?」

間が少し開いてから言った言葉

「それは…佐田センパイが好きだからです!!
わたしと回って下さい!お願いします!」


あたしは取られたくない衝動にかけられ2人の前に飛び出して…





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