君恋日記



まだ沢山の人に囲まれてる佐田くんを見つけた。


あたしは走って佐田くんの腕を掴んでまた走って人があまり来ない場所に来てから

「あたしと、あたしと模擬店一緒に回ってほしい!!

…佐田くんがイヤじゃなければ…」


ちゃんと伝えることができた。

「はぁ…ビックリしたぁ~。暮橋急に昨日は帰るし、手掴んできたと思ったら走るしで…
ほんとに暮橋最高だな!」

ケラケラとあの笑顔で笑ってる佐田くんを見たら緊張なんか吹っ飛んであたしも自然と笑みをこぼしてた。

「いーよ!俺と回ろ?
てか、俺もそれ昨日言いたくて練習頑張ったのに帰るっから焦った。」

佐田くんがあたしを?

焦った?




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