君恋日記



「俺さ、もっと暮橋と話して仲良くなりてーの!んでもっと暮橋を知ったら俺、分かってやれるじゃん!暮橋のこと。」


胸が締め付けられると同時にさっきたくさん流したはずの涙がまたにじみだした。


「嬉しい…ありがとう。」


そう言ったら佐田くんがあの笑顔で今度は佐田くんがあたしの手を掴んで

「行くぞ!」

って連れて行ってくれた。



学園祭初日の9月10日のこと。



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