君恋日記



「ほーら!行っておいでよ!」

「ちゃんと“想い”言わなきゃね!」


「ありがとう!2人もね!」


あたしは2人に背中を向けると佐田くんに歩み寄った。


最後になるかもしれない。

そう思うと怖かったけど…


人気が無いところへ来たあたしたち。

どちらともなく下を向いていて。


「あのね!佐田くん!」


勇気を振り絞って…さっきたくさん考えたセリフを…セリフを…





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