君恋日記
「俺、本当は気づいてた。
自分の気持ち。暮橋のことがすげー大切でいつも頭の中に浮かんでた。」
あたしの言葉を遮ってあたしをぎゅっと抱きしめて話す佐田くん。
…どうゆうこと?
「ははっ!さすが暮橋!顔に書いてあるぞ?
どゆこと~?ってな!
つまり
『好き』ってこと!」
どちらともなく目を合わせるときゅっと目を瞑ってあたしはファーストキスをした。
さくらが咲いた卒業式。
あたしの恋のつぼみも咲いた日。
あたしの人生まだまだこれから。
佐田くんと両思いになった卒業式の3月16日のこと。
初恋は実る。
君に恋した日々は日記のようにあたしの心に刻まれた。
あたしはあなたが大好きです。
────佐田くん。
*END*
※番外編の形でまだまだ続きます。