君恋日記




「俺、本当は気づいてた。
自分の気持ち。暮橋のことがすげー大切でいつも頭の中に浮かんでた。」


あたしの言葉を遮ってあたしをぎゅっと抱きしめて話す佐田くん。

…どうゆうこと?


「ははっ!さすが暮橋!顔に書いてあるぞ?
どゆこと~?ってな!

つまり

『好き』ってこと!」




どちらともなく目を合わせるときゅっと目を瞑ってあたしはファーストキスをした。



さくらが咲いた卒業式。

あたしの恋のつぼみも咲いた日。


あたしの人生まだまだこれから。



佐田くんと両思いになった卒業式の3月16日のこと。


初恋は実る。


君に恋した日々は日記のようにあたしの心に刻まれた。


あたしはあなたが大好きです。

────佐田くん。



          *END*


※番外編の形でまだまだ続きます。






            






< 197 / 303 >

この作品をシェア

pagetop