君恋日記




「小さいけどわたしのブレザー貸すから羽織ってなよ!まったく普通は逆でしょ?逆!!

でも、風邪引いたらまずいから。
たくみ風邪引いたら長いじゃん昔っからさ!
だから、ほらっ!羽織って!羽織って!」


たくみは鼻をすすりながらわたしのブレザーを手にして肩に羽織った。


「さんきゅー!
だけど、俺そんな今は弱くねーし!
俺もせいちょ~したんだしっっっ!
ハックショーン!!」


どーこが成長よ。


たく。


ほっとけない奴。




< 207 / 303 >

この作品をシェア

pagetop