星の彼方へ
「すぐに、保健室へ運んで。」


そうか。


俺の頭は、結構パニック状態で、そこまで回らなかったんだ。


俺は、國原を背中にのせた。


もう、今の俺に、周りなんて見えてない。


俺は、保健室へ急いで行った。


國原、すごい苦しそう。


國原の体温で、俺の背中がどんどん熱くなる。


でも、俺はちょっと嬉しかったんだ。


初めて、こんな近くで、國原を感じることができた。


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