星の彼方へ
初めて、國原に触れることができた。


國原、こんなに苦しそうなのに、俺こんなこと思って、本当にバカだよな。


やべえよ。


俺の頭の中、全部國原のことだよ。


正直言うと、ここまで誰かを好きになるとは、思わなかった。


ここまで、守りたいって思える人に、出会うとは、思わなかった。


俺は、國原を背中にのせ、精一杯走った。


保健室には、先生と二ノ宮(花保)も来た。


< 120 / 134 >

この作品をシェア

pagetop