星の彼方へ
そんな、クッキリ二重の、きれいなうるうるっとした瞳に見つめられたら、俺困るよ。


「いや、今の悪いのは俺だから。」


そしてまた、すぐさま彼女は、


「ごめんなさい。」


と、謝ってきた。


これじゃあまるで、俺がこわい人になってるよ。


そして、すぐに二ノ宮 花保ってやつと、教室に帰って行ってしまった。


本当は俺が悪いのに、俺は、一言も謝れなかった。


絶対、今ので嫌われたよなあ。


はあ...


どうしよう。


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