星の彼方へ
「また遅刻だあ~」


と言いながら家をでるのは、いつものこと。


本当に私ってこりないよね。(笑)


走ることが苦手な私も、朝のこの時間だけは、ダッシュできる。


人ってピンチになると、なんでもできるよね。


『どうか、間に合いますように...』


「キンコーンカンコーン、キンコーンカンコーン♪」


「セーフ!」


願いが通じたのか、ギリギリ間に合った。


「いつもすごいね!海音。」


花保(かほ)が飛んで来る。


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