星の彼方へ
ある日、


『泰知(だいち)ってさあ、海音のことが好きなんだって。』


そんな噂が流れ始めた。


そんなバカな...。


だって、泰知は違うクラスで、たまに話すくらいだ。


だから、泰知が私を好きになることはない。


そう思ってたのに...


そしてある日、たまに話すくらいの友達が、


「昼休みに、泰知が渡り廊下に来てだって。」


そう話しかけて来た。


渡り廊下は、うちの学校で、1番人が通らないところ。


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