星の彼方へ
「いいから、教えて。」


海音は、泣いてばかりで、何にも出来なかった。


でも、将クンがお願いしているから、泰知のメアドを教えた。


「泣くな。もぉ大丈夫だから。」


将クンの優しさ、すごく嬉しいよ。


海音は、こんな将クンと出会うことができて、幸せだね。


「ありがとう。」


やっと言えた。


一番言いたかったこと。


たった5文字だけど、この言葉には、たくさんの想いが込められているんだ。


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