星の彼方へ
そして、何日かたったある日。


「今日の昼休み、泰知が海音に告るんだって。」


「あ~ぁ、知ってる!渡り廊下に呼び出したんでしょ?」


「そうそう。海音、OKすると思う?」


「たぶんするんじゃない?見てたら、仲良さそうだし。」


「そうだね。まず、泰知をフる人は、いないっしょ。」


こんな会話が、女子の集団から、聞こえて来た。


どっちが本当なんだ?


大が言ってることと、こいつらが言ってること。


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