星の彼方へ
また、退屈な授業の始まり...


でも、半分起きてたよ。


将のことを考えると、絶対寝られないんだ。


海音、爆発しそうなほど、将クンのことが好きだよ。


「好き。」


「好き。」


「好き。」...


何度でも言える言葉なのに、将クンの前では、言えないよ。


なんで?


言わないと、この先進めないのに、口が石のように、固まっちゃう。


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