-RAINY BOY1-
名前は知ってるけど、顔はあまり見たことがないって言ってた。今日も、凄く天気が良かったのに。』
絢芽姫が首をかしげた。
『俺は、晴れの日が嫌いなんだ。ついでに、曇りの日も。』
空を見ながら言うと、
『どうして?』
絢芽姫が聞いた。
だから俺は、
『どんな天気の日でも、俺の上だけは雨が降っているからだよ。だから、俺は雨の日以外、外には出ない。晴れの日や曇りの日に傘をさしてたら、変な目で見られるんだ↓↓俺は普通の人間じゃない。』