-RAINY BOY1-

そう、こたえた。





『ごめんねぇ…。でも、あたしはそれでも、和人は普通の人間だと思うよ。笑ったり泣いたり怒ったり喜んだり!今だって、普通に出来てるじゃん……♪…だから、普通の人間じゃないなんて言わないで……。』




絢芽姫は大粒の涙を流しながら、俺に言った。





俺は、生まれて初めて他人から、そんな事を言われて、とても絢芽姫が恋しくなっていく。





そして、絢芽姫の笑顔を見たい。




そう思ったのだった。





< 224 / 266 >

この作品をシェア

pagetop