-RAINY BOY1-

『ホントにありがとぉ……そう…させてもらう………。』




絢芽は、泣きながら言った。












いつもは明るく振る舞ってて、強そうな絢芽だけど、本当は弱かったんだな……。







そう思いながら、





『気にすんなよ。俺ん家は全然、大丈夫だからさ!辛くなったら、いつでも頼って良いから。』




そう言って、俺は絢芽を抱きしめていた。










絢芽は俺の隣で、それからしばらくの間、泣いていた。





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