星霜夢語り
鳴り止む歓声

視線の先には一人の少女

球場いっぱいに響く音

とても とても懐かしい音色

幼き日の信じてくれた夢が蘇る



吹き終わりフェンスに近づく

めいいっぱいの笑顔で叫んだ



「えいちゃんを信じてる!」



遠い記憶の笑顔と重なった――
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