星霜夢語り
「――っ…海衣、大丈夫か?」

「…うん大丈夫………っ!亜衣ちゃんは!?」


倒れている亜衣に駆け寄り声を掛ける海衣だが反応はない


「亜衣ちゃん!ねぇ、亜衣ちゃんってば!目を開けてよ!亜衣ちゃん!」



フラッシュバックする記憶

一度も目を開ける事なく冷たくなった亜衣の双子の片割れ――舞衣(マイ)の事が


救急車のサイレンが遠くに聞こえた――――
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