君が好きでもいいのかな??

家に帰ると
ママは笑顔で

「綾ちゃんお帰り!」

と迎えてくれる。

とても優しいママだけど、ママは元ヤンで、筋の通って無い事が大っ嫌い。

あと、短気でキレやすい(笑)

「ただいま」
私も笑顔で答えた。

ふと携帯を見たら
玲からの着信が沢山。

私は玲からの電話を折り返すため、
二階にある自分の部屋まで階段をかけ上がる。

部屋につき、椅子に座って一息ついてから電話をかけた。

プルルルルル……

プルルル…カチャッ


「綾っ?」

案外優しかった玲の声に私はホッとする。

「ん…。玲…」

玲を放置して帰ったこと少しは悪いと思ってる。

「どうしたの?何か…元気無いけどさ。」

優しい玲に好きだと言う気持ちが溢れだす。

「うん。。好きっ。玲。好きだよ…」

「なんだよそれ(笑)答えになってないよ?」

呆れてるのか、照れてるのか。
だけど伝えたかったから。

「玲。会いたい。抱き締めて…」
好きと言う気持ちが溢れると次はそこにない温もりに寂しいと感じる。

「綾が勝手に帰ったんでしょ?(笑)明日沢山抱き締めてあげるからね?」

「うん。」

「それじゃ。また明日な?」
「ばいばい…」

カチャッ…

やっぱり私は玲が好きだと、あと悪いことしたなーと、色々思う。

玲も私と同様。ヤンキー。
黒髪の一途な落ち着いた雰囲気の同い年。
実際中身も落ち着いてる。

玲が好きなんだ。
理解してくれるから
優しいから
暖かいから

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