シュシュ~番外編①~
4.結ばれた赤い糸?!
…結ばれるはずのない赤い糸が、結ばれた。
そんな気持ちだった。
その日から、オレと、美織の恋人としての付き合いが始まった。
互いの気持ちは通じたが、美織のオレに対する怯えようは、
前にも増して、ひどくなったような気がするのはオレだけだろうか?
互いの仕事が忙しく、週に1.2度会えればいい方で。
それが原因の一つでもあるのだろうが・・・
今日は、週末。美織が次の日が休みだと言う事で、
夜に待ち合わせをした。
会社から、直接大泉の会社に出向く。
…会社の外には、美織の姿があった。
車を横付けし、後ろから美織に近づく。
そして、美織の肩に触れた。
「美織」
「?!!!」
「・・・」
飛び跳ねてしまう程、美織は驚き、オレから二歩離れ、振り返った。
…オレは不審者か?
そう思うと、なんだか腹が立って、不機嫌な顔になる。
「…龍之介さん、こんばんは」
バツが悪そうに、美織が肩をすくめた。
「・・・行くぞ」
少し冷たい言い方だったかもしれない。
美織はオレの一歩後ろをついてくる。
…これくらいで怒るオレは、子供だな。大人げない。
そう思うと、情けなかった。
そんな気持ちだった。
その日から、オレと、美織の恋人としての付き合いが始まった。
互いの気持ちは通じたが、美織のオレに対する怯えようは、
前にも増して、ひどくなったような気がするのはオレだけだろうか?
互いの仕事が忙しく、週に1.2度会えればいい方で。
それが原因の一つでもあるのだろうが・・・
今日は、週末。美織が次の日が休みだと言う事で、
夜に待ち合わせをした。
会社から、直接大泉の会社に出向く。
…会社の外には、美織の姿があった。
車を横付けし、後ろから美織に近づく。
そして、美織の肩に触れた。
「美織」
「?!!!」
「・・・」
飛び跳ねてしまう程、美織は驚き、オレから二歩離れ、振り返った。
…オレは不審者か?
そう思うと、なんだか腹が立って、不機嫌な顔になる。
「…龍之介さん、こんばんは」
バツが悪そうに、美織が肩をすくめた。
「・・・行くぞ」
少し冷たい言い方だったかもしれない。
美織はオレの一歩後ろをついてくる。
…これくらいで怒るオレは、子供だな。大人げない。
そう思うと、情けなかった。