シュシュ~番外編①~
「いい加減にしてください、私は大泉社長と、

大事な話があるんです、邪魔しないでください」


そう言ったのは、美織。

…美織、お前は、オレの事なんて、どうでもよくなったのか?

…オレの事など、簡単に忘れてしまえる存在だったのか?

複雑な気持ちで、美織を黙って見つめた。


「…そういう事ですから、今夜の所は、帰ってください」

「・・・」

大泉は、そのまま美織の手を引いて、その場を去ってしまった。

オレはやるせない気持ちのまま、その場に立ち尽くしていた。
< 54 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop